この「小学校における書道体験指導事例集」は、公益社団法人・全日本書道連盟が 毎年全国の書写・書道教育充実のために行っている「書写書道教育講演会」で、 平成26年6月5日に 上野精養軒3階・桐の間で開催された時の資料です。 この「小学校における書道体験事例集」は、講師・宮先生が長年の経験を以って作 成されたもので、原題は「日本の言語文化に親しむ小学校教育課程に資する教材開発」 という長い題で、この[言語文化]に宮先生の立場から、こんなことが出来るのでは ないかという提案を含めたものがこの事例集です。 (聲画洞主人)
[著者自己紹介] 改めまして、皆様、こんにちわ。東京家政大学の宮でございます。今日は、よろしく お願いいたします。今のご紹介にもありましたように、私は長いこと小学校の現場にお りました。それから、東京都の小学校書写研究会にもずっと属しておりまして、昨年こ の会で都小書研会長の並木先生が、小学校書写教育の現状のお話をされたかと思います が、その何代か前に私も会長をしておりました。また、全書研の全国大会の開催にかか わったこともありまして、子どもたちの書写力のことを考え続けてきた、私の教員生活 だったと思います。現在は、東京家政大学の小学校教員養成課程に所属し、さまざまな 授業をしております。もちろん書写教育法を担当しておりますけれども、それだけでな く、学校図書館司書教諭資格取得のための講座や、幼稚園の教員の免許取得のための講 座を受け持つなど、国語的な内容を中心とした授業をやっております。
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